旧湯川家屋敷 (37 画像)
この屋敷は藍場川沿いの表通りに長屋門を構え、その奥に玄関、座敷と茶室をそなえた母屋がある。建立年代は明らかではないが、武家屋敷的な建物であるといえる。
ここでは、藍場川の水をまず庭の池に引き込み、池から建物の下をくぐって台所に水を導いている。台所には「ハトバ」が作られ、洗い物などに使われた水は再び藍場川に返される。
「ハトバ」は湯殿にも作られており、雨でも濡れずに水を汲むことができる。このような水の利用法は藍場川沿いの民家としては典型的なものであり、しかもその技術は優秀である。
この屋敷は、明治以降湯川氏の所有となり保存されてきたが、平成5年9月9日に湯川文隆氏より萩に寄贈された。

・山口県萩市川島67
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