天麟院(五郎八姫の墓) (12 画像)
天麟院は、伊達政宗の正室・愛姫(めごひめ)との間に生まれた娘・五郎八姫(いろはひめ)の菩提寺で、 陽徳院、円通院と並んで松島の三霊廟に数えられている。
五郎八姫は、徳川家康の六男、松平忠輝の正室であったが、忠輝は父である・家康の政略方法に反発を強め、大阪夏の陣遅参等により、高田65万石を取り上げられたため、五郎八姫は離縁されて仙台へ戻り仏門へ入った。政宗は不幸な娘に同情して娘の信仰生活を全面的に支援したといわれている。
山内には子育水子地蔵尊、延命地蔵尊、六地蔵尊が安置されている。五郎八姫が65歳より3年の間、禅生活をし、茶の湯をたしなみ、井戸、池苑、築山があり、かつては百木百草といわれ、そのおもかげが偲ばれる。特にどうたんは200年以上を経た名木である。
なお、松島町富山の大仰寺には、出家時の五郎八姫の遺髪、仏舎利があり、門外不出の寺宝となっている。

・宮城県宮城郡松島町松島町内51
公式ホームページ

クリックして画像を拡大





トップページへ inserted by FC2 system