手塚家住宅(木曽路奈良井宿上問屋史料館) (41 画像)
むかし宿駅には幕府の役人や諸大名その他の旅行者用として、幕府の定めた一定数の伝馬(宿駅用の馬)と歩行役(人足)を常備しておいて、旅行者の需に応じたのであった。
木曽11宿には1宿について25人の歩行役と25疋の伝馬を用意していたのである。この伝馬と歩行役を管理運営していたのが問屋(といや)である。問屋の下に数人の年寄役があってこれを補佐したのである。
奈良井宿の上問屋は慶長年間(1602年)から明治維新までおよそ270年間継続して問屋を勤め庄屋も兼務したのであった。その永い間に残された古文書や日常生活に使用した諸道具等を展示したのがこの史料館である。現在の建物は天保11年の建築である。明治13年6月26日明治天皇が御巡幸の際御在所となったその部屋は一番奥の上段の間であり、当時のまま保存されている。

・長野県塩尻市奈良井379
公式ホームページ

クリックして画像を拡大





トップページへ inserted by FC2 system