司馬遼太郎記念館 (20 画像)
司馬遼太郎記念館は2001年11月、東大阪市の住宅街の一画に開館した。司馬遼太郎の自宅と隣接地に建つ安藤忠雄設計のコンクリート打ちっ放しの建物で構成されている。地下1階、地上2階、ゆるやかな曲線を描くシンプルな構造で、雑木林風の庭の小径から窓越しに、司馬遼太郎の書斎を間近に見ることができる。
この記念館は「見る」、というより「感じる」「考える」記念館という位置づけである。その代表が、安藤が設計した新設部分に展開する、高さ11メートル3層吹き抜けの大書架である。約2万冊の蔵書の世界が広がり、まさに、司馬遼太郎の精神を感じることのできる空間である。

●司馬遼太郎
1923(大正12)年、大阪市生まれ。大阪外国語学校蒙古語部(のち大阪外大、現大阪大学外国語学部)卒業。1960(昭和35)年、「梟の城」で直木賞受賞。1966年の「竜馬がゆく」「国盗り物語」による菊池寛賞をはじめ、多くの賞を受賞。「竜馬がゆく」「坂の上の雲」「翔ぶが如く」「花神」「関ヶ原」「功名が辻」「峠」「菜の花の沖」といった小説、「街道をゆく」「この国のかたち」「風塵抄」などの紀行、エッセイ、対談などの作品が多数。1981年日本芸術院会員、1991年文化功労者。1993年文化勲章受章。

・大阪府東大阪市下小阪3-11-18
公式ホームページ

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