奥平家長屋門 (4 画像)
奥平家は、萩藩の中級武士として大組(300石)に属していた。この門は同家の表門で西に面し、寄棟造桟瓦葺、桁行26.65m、梁間5.0mの長い建物である。
門構えは中央からやや南に片寄って幅3.87mの通路があり、入口は袖壁付き片引板戸を建てている。内部の部屋は通路の南側に3室と土間・板の間があり、通路の北側には床や仏壇構えのある部屋など9室と土間および縁がある。
道路に面した西側には4か所の出格子窓があり腰部は下見板張りとし、上部は外大壁である。
建築年代は技法などからみて、江戸時代末期(19世紀初め)のものと思われるが、門構えや出格子など当初の形態をよく残している。

・山口県萩市土原
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