中津川宿本陣跡 (2 画像)
本陣の入口には4軒続きの長屋が建ち、その中央の1軒分が門となっていた。門右手の1軒分は問屋場で、門をくぐると表庭があり、その奥に建坪283坪の本陣があった。
表庭の右手に長屋があり、その奥が厩(馬屋)になっており、表門の正面は内玄関と縁3間半の荷置場があった。その奥が台所、貴人一行自らが調理した所や御膳所があった。その奥が勝手向きで、勝手の諸施設や多くの部屋もあった。
表庭の左手に中門があり、その右に番所も置かれ、庭は高塀で囲まれていた。玄関の奥には玄関の間、ついで三の間・次の間・中の間・上段の間へと続いた。上段の間は9畳で、床の間を設け、備後表で大紋縁付きの上畳が2畳おかれていた。上段の間には湯殿、上り場、雪隠などがついていた。裏も庭となり高塀で囲われ、御退道の門戸があり、非常の時は近くの大泉寺へ避難できた。

・岐阜県中津川市本町1-2

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