興禅寺 (10 画像)
木曽義仲、木曽の領主木曽家代々、木曽代官山村家代々の菩提所で、木曽三大寺の一つである。
当寺は、1434(永享6)年木曽義仲追膳供養のため、木曽家12代信道が荒廃していた寺を修復再建し、開山には、鎌倉建長寺開山蘭渓道隆の孫、圓覚太華和尚を迎えた。よって、信道を開基、太華和尚を開山としている。
1496(明応5)年叔雅和尚の代に木曽家15代義元(叔雅和尚の父)の庇護を受けて大いに発展した。これにより、義元を中興開基、叔雅和尚を中興開山としている。
また、1590(天正18)年豊臣秀吉が小田原の北条氏平定の頃、細川幽斎の立ち寄ったゆかりの寺である。細川氏の子孫で元総理大臣の細川護煕揮毫の碑がある。
本堂はじめ諸堂宇は、昭和2年の福島町大火によって全焼し、後に復興したものである。

●看雲庭
枯山水の庭としては東洋一の広さである。禅宗庭園として昭和37年に現代作庭家の巨匠重森三玲によって造られた。

●万松庭
池泉水の庭園で江戸時代中期金森宗和の作である。

●宝物殿と庭園
平成11年、開山太華和尚600年遠諱記念事業として造られた。書画、什物等を展示している。

●昇龍の庭(登竜門)
親子三体の龍が昇天する姿を滝上部に、下部にはこれから龍になろうとする鯉魚石を表現している。

●須弥山の庭(九山八海の庭)
須弥山は仏教の宇宙観で、須弥山を囲む九つの山と八つの海からなり、一つの石でいくつもの山々を表現したものを九山八海石という。この庭は、九つの山を石組みで表している。

●蛻庵稲荷堂
小僧に化けて和尚に仕えたキツネの伝説がある。

●木曽七福神・吉祥天霊場

・長野県木曽郡木曽町福島門前5659
公式ホームページ

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