角川庭園・幻戯山房 (21 画像)
角川庭園は、俳人で角川書店創設者の角川源義(げんよし)の旧邸宅を、杉並区が遺族から寄贈を受けて改修したものである。2009(平成21)年5月10日に区立公園として開園した。建物は1955(昭和30)年竣工で、京土壁や面皮柱を用いた木造2階建の近代数寄屋造りの住宅である。設計は俳人としても知られている建築家の加倉井昭夫(1909~1988)。2009(平成21年)11月に国の登録有形文化財に登録された。
建物の建築当時この地は、緩やかな斜面の野菜畑で、その下は田んぼが広がる見晴らしのよい場所であった。庭園は、建物入口付近にアカマツ・ウメを植え、茶室の前には武蔵野の雑木林を思わせるコナラ・エゴノキ・ホオノキなどを配している。1960(昭和35)年隣接する田圃は埋め立てられ荻窪団地が建設されたため、南側にシラカシを植えて目隠しとした。

・東京都杉並区荻窪3-14-22
公式ホームページ

クリックして画像を拡大





トップページへ inserted by FC2 system