潤雪庵(谷崎潤一郎旧居) (4 画像)
谷崎潤一郎は家族の避寒地として西山の別荘を購入し、昭和17年から昭和20年までの3年間ここの居住し、この自宅で「細雪」の執筆に専念した。翌18年に中央公論に第1回目を発表し、第2回を発表すると、陸軍省報道部からこの作品は時局に合わぬという理由で掲載禁止となった。しかし谷崎はそれに屈せず、友人からの援助をうけて「細雪」を書き続け、昭和19年に上巻200部を自費出版したが、これも警察に見つかり始末書を書かされることになった。この頃時局も緊迫して家族も熱海へ疎開してきたが、収入がなく、生活は困窮していた。

・静岡県熱海市西山町13-6

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