明治天皇大井行在所(岩井家) (19 画像)
この建物は、中山道大井宿の中でも大規模な旅籠兼商売屋であった。江戸時代の終わりごろには、当主の伊藤弥兵衛が大井村の庄屋や宿場の役人(年寄)をつとめ、明治に入ってからは、村会議員となり、学校建設にも尽力した。
1880(明治13)年6月、明治天皇が民業視察の一環で、伊藤家にお泊まりになることになり、部屋や風呂、便所が新たに作られた。これらは当時のまま残っている。
その後、家の所有は岩井家に変わり、昭和8年には当時の文部省により「明治天皇聖蹟」として史蹟に指定された。
第二次世界大戦後は、主屋の一部が郵便局の分室や学習塾として利用され、家の中が改変されていたが、現在は明治天皇が泊まられた当時の状態に復元され、地域に開かれた資料館、ギャラリー「大井塾」として公開されている。

・岐阜県恵那市大井町80
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