伊藤博文別邸 (37 画像)
伊藤博文別邸は、伊藤博文が1907(明治40)年に東京府下荏原郡大井村(現在の東京都品川区大井)に建てたものである。車寄せを持つ玄関の奥に、中庭をはさんで向って右に西洋館、左に書院を配し、さらにその奥に離れ座敷、台所、天皇から下賜された燈籠二基、風呂及び蔵を備えた広大なものだった。 萩市へは往時の面影をよく残す玄関(木造平屋建て桟瓦葺き・95.9㎡)、大広間(木造2階建て桟瓦葺き・112.06㎡)、離れ座敷(木造2階建て桟瓦葺き・79.05㎡)の3棟を移築。明治時代の宮大工伊藤万作の手によるもので、大広間の鏡天井や離れ座敷の節天井など意匠に優れている。 伊藤は、明治天皇の信任厚く大日本帝国憲法の起草、内閣制度の制定等に手腕を発揮し活躍した。それ等の偉功に対して赤坂離宮内にあったこの建物を下賜した。

●伊藤博文旧邸

・山口県萩市椿東1511-1
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