円通院 (45 画像)
円通院は、臨済宗妙心寺(みょうしんじ)派の寺院である。 日本三景のひとつ宮城県松島町にある。周囲には国宝瑞巌寺や五大堂など、静寂で厳粛な趣きのある場所に囲まれている。
また、三陸三十三観音霊場の第1番札所とされている。
伊達政宗の嫡孫(ちゃくそん)光宗の霊廟として、1647(正保4)年瑞巌寺第100世洞水和尚により三慧殿(さんけいでん)が建立され開山された。三慧殿は別名御霊屋(おたまや)とも呼ばれている。
建物は宝形造、本瓦葺で、四周に高欄付の縁を巡らす。東北地方では数少ない 格式ある方三間霊屋の遺構であり、霊屋建築としては宮城県下最古とされ、3世紀半もの間秘蔵とされた国の重要文化財である。
本堂の大悲亭は光宗公の江戸納涼の亭として使われていた建物を解体移築されたもので、寄棟造萱葺で禅寺らしい落ち着いたたたずまいをしている。
山門は開山と同時に建てられたと考えられ、萱葺(かやぶき)で一間一戸の薬医門である。
本堂と共に松島町指定文化財となっている。

・宮城県宮城郡松島町松島字町内67
公式ホームページ

クリックして画像を拡大





トップページへ inserted by FC2 system