英雲荘 (67 画像)
三田尻御茶屋は、1654(承応3)年2代萩藩主毛利綱広によって建設された藩の公館で、藩主の参勤交代や領内巡視の際、あるいは公式賓客の旅館にあてられたものである。
現在まで数度の改修が行われ、規模や間取りは様々な変遷をたどっているが、県内に残る御茶屋として唯一、区画の明瞭なものである。
幕末の1863(文久3)年8月には、京都の政変の難を逃れた三条実美ら七卿が相次いで御茶屋に入り、多くの勤王の志士を交え国事が談じられた。
1939(昭和14)年に毛利家より防府市に寄贈を受け、三田尻塩田をはじめ産業の振興に尽力し、藩の財政再建に努めた7代藩主重就の法名にちなんで「英雲荘」と命名されている。

・山口県防府市お茶屋町10-21
公式ホームページ

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