旧吉川英治邸 (2 画像)
吉川英治は西多摩郡吉野村(現青梅市柚木町の吉川英治記念舘)に疎開していたが、1953(昭和28)年に、子どもたちの進学・通学のため品川区の御殿山(現北品川5丁目)の洋風建築の家に移転している。この家は1933(昭和8)年に、建築道楽といわれた人が粋をこらして造った豪邸で、内部には、ステンドグラスや1階と2階の問で声を伝える仕掛けなどもあったようである。英治は、1957(昭和32)年までの3年余をこの御殿山に住み、その問、品川区文化人クラブの会長も務め、品川の歴史と文化にも強い関心を持っていた。また、1950(昭和25)年に書きはじめた大作「新平家物語」を完成させるとともに、多くの随筆も発表するなど、作家としての円熱期をこの地で過ごしたといえる。

・東京都品川区北品川5-17-14
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