長府藩侍屋敷長屋 (8 画像)
この長屋は、長府藩家老職であった西家の分家(長府藩御馬廻役、220石)の本門に附属していたものをこの地に移設し整備した。
建築年代は未詳であるが、建物規模や格子窓の形態から江戸後期の建築物と推測される。
構造は桁行8間、梁間2間、単層、屋根入母屋造り桟瓦葺きである。
特徴として屋根の形態があげられる。すなわち化粧垂木と野垂木を使い軒下勾配をゆるく、屋根面に反りをつけた社寺建築の技法がみられる。
後年、表の建具まわり内部の一部を改造しているが、柱・梁・小屋組などは当初の材料を残している。
特に供待ちとして使われた4畳、8畳の間や土間は原形を留めており、江戸後期の上級武家長屋の遺構を残している。

・山口県下関市長府侍町1-1-1
公式ホームページ

クリックして画像を拡大





トップページへ inserted by FC2 system