阿部家(美濃屋) (15 画像)
阿部家は、江戸時代大内宿で名主として栄えた家である。江戸末期には没落した本陣に代わり、参勤交代の時の大名の休憩宿にもなっていた。
そのため家の内部もそのような格式の高い人物や一般の人々が両方泊まれる造りになっている。また天井が非常に高く作られていたり欄間が弓の矢でできていたりするところも造りの特徴にもなっている。
明治になると運送業、旅館業、郵便局などを営んでいたが他の地域に国道が開通するとほとんど人々の往来がなくなり林業や農業などで近年まで生活を営んでいた。
また、明治の初期に外国人の女性としては初めて東北地方と北海道を旅行して、「日本奥地紀行」という本を出版した英国の旅行家、イザベラ・バードが旅行の途中で大内宿に立ち寄ったさいに阿部家に宿泊したことがこの本に書かれている。

●大内宿

福島県南会津郡下郷町大内山本2

クリックして画像を拡大





トップページへ inserted by FC2 system